氷河期男の咆哮

ロストジェネレーションサラリーマンがお送りする育児、書評、時事情報です。

使える時間を倍にするために(速読×記憶術トレーニング)

速読はただ本を早く読むにあらず

 「速読」ができる人をテレビで見かけたことがある人は多いのではないでしょうか。

 驚異的な暗算能力を示すいわゆる「フラッシュ暗算」と同様、常人離れした能力に思えてしまいます。

 しかし、速読はただ単に文字を読むわけではありません。実際、私は速読のトレーニングを始めてから劇的に生き方が変わりました。速読は奇術ではない。誰にでもできる。

 速読というのは読書の際、脳の使い方を変えるということです。脳トレブームが一時期ありましたが、速読も要は右脳トレーニングそのもの。この本にはその基礎的部分がすべて書かれてあります。

 内容を守って少しずつでもトレーニングすれば確実に速読の一端を理解し、身に付けることができるはずです。本が好きな人は絶対に鍛錬したほうがいい。一般に「読書はけっこうするほうです」といえば、

 その冊数はどんなもんでしょう。過去の文化庁の調査では一カ月に一冊も本を読まない人が47.5%。一カ月に3冊以上読む人は17.9%とありますので、ひと月5冊も読めば「活字好き」という部類に入るでしょうか。

 活字本のもっともやっかいな点は漫画と違って時間がかかる点です。漫画は30冊ぐらい一気読みしても1日あれば十分ですが、小説は丸一にかかってやっと一冊ということもザラです。

一生で読める本は何冊?

 たくさん世みたい本があって悩んでいませんか?もし週に1冊読んだとしたら、一カ月では4冊。年間にして50冊ほどになるでしょう。20年続いたとしてもたったの1000冊です。

 僕は毎週10冊程度、新たに読みたい本が増えるので、最低でも一日一冊ペースで読まないととても追いつきません。それが速読さえ身に付ければ可能になります。読書は読書を呼び、もっと違う本を読みたくなります。そういうものです。

 本を読めば読むほど(ジャンルにはよるでしょうが)論理的思考能力が向上し、今まで見えなかったものが見えてきます。脳のデータベースを増やすことと、速読で右脳を鍛えるシナジー効果は計り知れないと実感しています。

 「小説もっと読みたいなー」と思っている人はぜひとも速読に一日でも早く取り組むことをおすすめします。

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