氷河期男の咆哮

ロストジェネレーションサラリーマンがお送りする育児、書評、時事情報です。

赤ちゃんと猫との共同生活はできる?

 これから赤ちゃんの誕生を迎えるんだけれど、猫を飼っている。それをきっかけに愛猫とお別れされるご家庭も少なくないようです。愛する猫といえど、やっぱり子供を優先してしまうのは本能として止められません。ですので、もしこれから子供を作ろうと思っていて「猫欲しいなー」と思っている人は、とりあえずガマンするのが猫ちゃんのためには一番です。これは僕の経験談です。「猫が居なければなぁ」ということではなく、猫にとっては新生児の誕生はマイナスにこそなれプラスにはならないことが多いからです。ウチは2匹の猫さんが先住していましたので、いろいろ迷惑をかけて申し訳なく思っています。これから同じような境遇になるかもしれないご家庭の参考になれば幸いですので、問題点や対策を挙げていきたいと思います。

f:id:z-kenfuji:20160722131519j:plain

第一関門はネコアレルギー

 最初に誰もが心配しているのは家じゅうを舞う猫さんの毛、そしてあの鋭い爪で我が子が引っ掻かれやしないかということではないでしょうか?まず、毛に関しては、赤ちゃんに猫アレルギーがあればそれでアウトです。アレルギーは命にも関わるものです。ましてや新生児ならなおの事、楽観視しているわけにはいきません。この場合、残念ながら共生は諦めるべきだと僕は思います。

 無事、アレルギーがなかった場合ですが、まず、か弱い新生児時代の過ごし方が気になるのではないでしょうか?結論から言いますと、我が家では生後3か月ぐらいの間はなんの問題もありませんでした。というのもその期間はベッドで寝ているので、比較的猫さんとの生活隔離が容易だったからです。しばらく実家に戻って育てるというママも多いと思うので、新生児が毛ダルマになるとか爪で血まみれになるという心配は、目を離すときさえ気を付けていれば、まったくありませんでした。猫の性格にもよるかもしれませんが、基本猫さんは臆病ですので、得体のしれない新参者に対して、いきなりジャンピングアタックをかましたり、フルテンション攻撃を仕掛けることはあまりないでしょう。

地上に降りた時から毛との闘いが始まる

 やっぱりなんやかんやと問題が発生するのは、まずお座りをしてずり這いができるようになってからです。猫と住んでいて床からすべての毛を取り除くなんて不可能ですし、一緒に住んでいればある程度は別に気にならなくなりますよね。しかしそれはあなたが大人だからです。赤ちゃんには綺麗も汚いもありません。手に乗るものは全て食物となります。ずり這いするので当然手のひらは始終、床を徘徊しています。そしてここがポイント。赤ちゃんの手のひらは常に湿っています。よく汗をかくし、自分で手にかぶりついてますから。濡れた手はモップのように床に落ちた猫の毛をかき集めてきます。それだけならまだいいですが、それを普通に食いますから。赤ちゃんって手のひらのシワのところによく埃が溜まるですけど、毛も溜まります。いつも握りしめておられます。そんでそれ、めっちゃ取れないんです。初めの頃は一生懸命取ってましたが、それはあまりにも終わりなき不毛な戦いです。今では気付いた時にウェットティッシュで拭いていますが、気付いていない時にきっと食ってると思います。神経質な方は気になると思うんで(僕がけっこうそうなので)、選択の余地があるのならお子さんが大きくなってから飼われることをお勧めします。

 

けっこう長くなってしまったので、また次回に分けて書いていきます。

コピーライト by 氷河期男の咆哮