氷河期男の咆哮

ロストジェネレーションサラリーマンがお送りする育児、書評、時事情報です。

かえっこバザーに行ってみたよ

今週のお題「セールの戦利品」

 

 セールの戦利品とはちょっと違うかもしれないけど、神戸で行われていた「かえっこ」というバザーに行ってきました。

「かえっこ」てなんだ?

 「かえっこ」というのはNPO法人が運営しているイベントです。

kaekko.exblog.jp

  家庭でいらなくなったおもちゃを会場に持っていくと、それをポイントと交換してもらえます。そのポイントを他のおもちゃと交換するというシステムで、要は大規模な「物々交換」ですね。

 いつの間にか大量に積みあがって家庭の一角を占拠するようになったおもちゃを処分できる上に、必要なものがあれば無料で持って帰ることができるという、地球にも子育て世帯にも優しい試み。全国で人気を博しているというので、実際に行ってきました。

 まずはおもちゃとポイントの交換

  会場に到着してまず行うことは、持ってきたおもちゃをポイントと交換することです。おもちゃの個数に応じて台紙にスタンプを押してもらうのですが、この時注意したいことは「何点ぐらいありますか?」と聞かれて、大抵の方が戸惑っていましたので、量が多い場合は予めザックリと数えておいた方がスムーズに事が運ぶでしょう。

 「何個ぐらいあるやろ?」というやりとりをしているパパとママを何組も見ましたので、これは運営者側も喚起してくれていると、もう少し待つ時間も少なくなると思うのですが、実際のところは厳密に数をカウントするわけではなく、ウチもそうでしたけど「だいたいこのぐらい」という言い値のとおりになっていました。

 物色開始、入れるのは子供だけ

 さて、いよいよ物色スタートです。おもちゃを探すことができるのは原則として子供だけです。大人は入ることができません。ただし子供がまだ小さい場合(2歳以下だったかな?)は、子供1人につき1人の大人が許可証を付けた上で入場できます。

 おもちゃは1-3ポイントのおもちゃにカテゴリ分けされてカゴに入っていて、それを勝手に選んで取っていく感じです。基本早い者勝ちなので、新しくカゴが運ばれてくると子供が一気に群がって、半額に集まる主婦状態になります。この辺はけっこうシビア。 

 高額そうなおもちゃに関しては、オークションと呼ばれるシステムが取られていて、司会者のお姉さんとのジャンケン大会に勝ち抜いた子供が受け取るという方式。決勝で敗れ去った悲痛な子供を見るのはなかなか辛いものがあります。

 ウチはまだ赤ちゃんなので、できませんでしたが、おもちゃランクの振り分けのお手伝いをするとポイントがもらえるようです。

 戦利品はコレ 

 なんやかんやとコマゴマした喜びそうなものと、いちばん目当てにしていた「手押し車」をゲットすることができました。

www.popuri-no-mori.com

こんなんです

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 けっこう年季が入ってましたが、拭いたらきれいになりました。タダなんで十分すぎるほどです。

その他気になったこと

 ウチのママはとても満足して帰りましたし、息子もそれなりに楽しそうにしていました。どの家にもある大量のおもちゃがゴミにならずに、誰か他の子に喜ばれるというのはとてもよい取り組みだと思います。

 スタッフは大半が若い子(大学生ぐらいかな?)でしたが、炎天下の中、汗だくで一生懸命頑張っていました。

 気になったのは大人のマナーです。新しいおもちゃが運ばれてきたとき、子供をさしおいて大人があっという間によさそうなおもちゃを取ってしまう光景が目について「うーん」って。

 許可証が足りなくなって、最初から入場している人に名指しで返却を求めるアナウンスしても、返さない人がいたりして、子供のためのイベントなのに譲り合いの心がない大人ってなんだかなぁ。

 お宝を探してオークションなどで転売する目的の人もいるみたいです。おもちゃも正直言って無断で持ち帰っている人がけっこういるんじゃないかなと思ったりもします。

 善意を前提に開かれているイベントなんで、こういった悪質な行為で運営が阻害されてしまうと非常に残念です。モノ余りの時代なんで、こういう取り組みも心も大事に育んでいってもらいたいものです。

コピーライト by 氷河期男の咆哮