氷河期男の咆哮

ロストジェネレーションサラリーマンがお送りする育児、書評、時事情報です。

【中古本せどり日記】2ヶ月目第1週を終えて収益化が視界に

関西も早々に梅雨入り。部屋にナメクジが出てきてビビりました。せどりも早々に2か月目。1週目を終えたところで、先月積んだ在庫が活きてきた感じです。

活きてきたはいいですが、どうもこれまでのペースでやっていては回らなくなってきてもいて初心者の壁のようなものにぶち当たってる気がします。

目次

2018年6月 1週目を終えて

まず喜ばしいのは30日売上の値が徐々に最高値を更新しつつあることです。

ようやく17万円台に乗ってきました。

売上から手数料と送料が引かれるんですが、先月の仕入れがおよそ165,000円だったのでペース的には利益が出るラインが視界に入ってきた感じです。

今月も同じ仕入額だとして、売り上げのペースがこのままなら2か月目からは利益が出てくる想定です。

ただひとつ問題が生じていて在庫が増やせない。。。

5月スタート時は在庫が40冊程度だったんですが、今月はここまで平均90冊程です。在庫が倍になった分がストレートに売上に繋がってるわけですが90冊から在庫が増やせなくなってしまいました。

理由は作業が増えたからです。検品、登録、出荷、値付けの作業が倍になったんで、ちんたらやってると仕入れの時間が取れなくなってしまいました。

このペースを守っていてもいいんですが、おそらく利益の上限が6~8万あたりでそれ以上伸びなくなります。

そもそも3万稼げりゃいいかなと軽い気持ちで始めた副業なので、十分と言えば十分なのですが、やっぱりやれば増えることをやらないのは非常にもったいない

ということでツールを導入したり色々と現在検討中です。

仕事と子育ての合間を縫って確保する平日2.5時間×5(1週間)×4(1か月)=50時間を使って月収6~8万ということは時給1,400円前後ですね。

夜勤のバイトや少々キツい肉体労働、派遣社員の時給ぐらいでしょうか。可能であるなら2,000円台までパフォーマンスを上げたいところです。

中古本にも2匹目のどじょうはいるのか?

リピート=正解ではない

利幅を抜ける商品をリピートするというのがせどりのセオリーだと思うのですが、これは中古本にも当てはまるんでしょうか?

これについて僕は成功も失敗もしました。中古本の価格というのは不動産と似ているところがありますね。

価値があるものなら下がりきったところで止まるので値崩れしにくい。逆に新刊はあっという間に値を崩しますし、ベストセラーは確実に中古市場ではゴミになります。

ベストセラーでもない商品がAmazonで1円になってるのは書いてる人としてはどんな気持ちなんでしょうか?(笑)市場というのは実に正直です。

市場は常に正しい

これについて余談をぶっこみますが、1986年にアメリカのスペースシャトル「チャレンジャー号」が打上げ直後に爆発炎上、乗組員は全員死亡するという参事がありました。

僕は小学生だったのですが衝撃的な映像を覚えています。その事故の瞬間市場に何が起こったか?

関連銘柄4社が急落しましたが、時間が経過するにつれて値を戻しました。そのうち「サイオコール社」だけは買い手がつかず取引停止になりました。

後の調査で、同社製品の欠陥による事故だと結論づけられたのですが、その時はまだ事故原因の詳細は発表されていなかったのです。

インサイダー取引の可能性が疑われましたが、最終的にそれは否定されました。現在もこの件は市場がいかに正確であるかということを示すベンチマーク的な逸話になっています。

需給のバランスで中古本も値が崩れる

話逸れまくりましたが、そういうことで中古本市場の価格も自然と「需給の関係」と「本の価値」に応じた値になります。

限定品などこの世に僅かしか存在しないものは、いつなんどきも高値がつきますが、「一時的な需給のバランスの乱れによる高値」は必ず崩れます。

Amzonが在庫を切らした人気商品がこの好例です。在庫切れ直後こそ高値でさばけますが、プレイヤーが一気に集まるので、いずれ値が下がります。

そこへAmazonさんが帰還されるともう投げ売り状態になるので、この辺は初心者は引っかかりますね。僕は3回ぐらい引っかかってようやく学んだアホです。

プレミア本は手に入らず、高値で売れる本はみんなが集合して値が下がるので

結局必勝法はないんですよね。そこは株と一緒です。

こんにちはサヨナラこれいくら?

というわけで今回は僕がリピートしてうまくいった本と泣きを見た本を紹介したいと思います。

ラテン語初歩

 これは1度目はBOOKOFFで見つけて500円で仕入れました。その頃はAmazonが在庫切れで売値3000円超えたんですね。

これに味をしめて2回目は1,600円で仕入れたところ、直後にAmazon復活。現在塩漬け状態でございます。

絵に描いたような失敗例ですね。ちなみにラテン語は学校で習ったりするようなメジャー語ではなく、研究者向けの言語なんでラテン語本はけっこう価値が高いですよね。

しゃべっていいとも中国語 中西君と一緒に中国へ行こう! 

なんなんでしょう、この突っ込みどころ満載のタイトルは。なぜ中西君をチョイスしたのか、タイトルにまで登場する中西君は何者なのか気になってしょうがありませんが、中国語がわからないので何もわかりません。

ただ、この本は800円で2度仕入れて、2回とも2000円以上で売れました。学校の教材っぽいですね、どこかの。現在はAmazon在庫が復活していて気持ちよく逃げ切れました。

ラテン語の借りを中国語で返した感じです。

家庭でできる自然療法

 

最後のこの本は3回仕入れて仕入れ値も売値もバラバラでしたが、一応三回とも利益が出た成功例です。確実に売れるので安く手に入ればいつでもリピートしたいですね。

初版が1978年の本で、Amazon販売はありません。モノレートで見てもかれこれ5年ぐらいずっと売れ続けてますし、これこそ価値ある本ということなのかもしれません。

民間療法って昨今はうさんくさい感じで取り上げられることが多々ありますが、すべてを否定するのは乱暴ってもんでしょう。

なんせ本書は足掛け40年も売れているのだから。

まとめ

というわけで、少々脱線したり話が長くなりましたが「無条件のリピートはあかんで」って話でした。この辺は中古本の面白さでもあります。

デイトレのように1日で値動きするようなものでもないんで、値崩れ時の投げ売りは刈り取りやすいですね。

デイトレの損害が授業料になってよかったよ。。。

中古本せどりと短期トレーダーは相性いいんじゃないかなーと思います。

コピーライト by 氷河期男の咆哮