「パリパリキューブライト」レビュー 補助金はもらえず。そしてサイズが・・・
ずーっと気になってた島産業の「パリパリキューブライト」をゲットしてみました。
家族5人分のゴミはかさ張るし重い。家の前にゴミ捨て場があれば10キロあろうが1トンあろうがいいんですけど、遠いと両手にゴミ抱えて歩くのがものすごく億劫。
雨が降った日にゃあ、首で傘の柄を支えて両手に持って、ネットを持ち上げてるときとかイライラしてたまらんです。
来るべき梅雨シーズンに備えて、衛生面というより重量とかさ減らしのために決断したわけです。
目次
パリパリキューブライトのサイズ感
まずは、実物の写真をご覧くださいませ。
箱と本体
脱臭フィルタ。これで生ごみの臭いをカットするそうです。
このように装着。ちなみにこいつは消耗品です。メーカーによると4~6ヵ月が交換の目安となっていますね。ネットで大体2個3000円前後で売ってます。
本体をのっけるマット
水切りネット15回分です。
そして、ここからが本題。この商品の売りってサイズがコンパクトなところですよね。絶対。
ホームページとかのキッチン上に置いてある画像を確認すると、なんとなく小さくみえますし。
「パリパリキューブ」欲と「コンパクト」という先入観を持っていたので、実寸はまったく見なかったんですよね。
わが家のキッチンに置くとこんな感じですわ。解りやすいように牛乳パックと並べてみました。
どうでしょう?思いのほか存在感があると思いませんか?勝手にサイズを過少に想像していた僕は「お前がかさ張るやんけ!!」と一瞬、驚愕してしまいました。
そしてオクサンに言われるであろう。「邪魔や」と。
この本体の赤い部分に生ゴミを溜めるミニゴミ箱が入っています。シンクに置くとこんな感じ。一般的な三角コーナーよりはデカいと思います。
デカい小さいは人それぞれなので、これでも「コンパクトだわ」という方もいらっしゃるでしょう。ただ、必ず実寸を確認してから購入を検討することをオススメします。
パリパリキューブの操作性
操作は至って簡単です。ウチの猫でもできそうなほど簡単です。
溜まった生ゴミをこのようにセット。ちょっと汚らしくてすみません。
ほぼ生野菜が入っています。実験のためにシンクのゴミカゴに装着していたネットごと放り込んでいます。
ちなみになんでもかんでも突っ込んでいいというわけではありません。
花火や石油、ライターやマッチはうっかり入れてしまいがちなので気を付けましょう。家が爆発してしまうおそれがあります。
意外なところで小麦粉がNGですね。まぁ粉がそれ以上縮まらないのは考えてみたら当たり前ですが。
イカやエビなどの魚介類や腐った生ごみは脱臭フィルタを損傷するようです。温めたら臭いそうなモノは入れない方がベターということでしょう。
レタスの外側なんかはフタの役割を果たしてしまうので、大きめのものは小さくして断面を増やした方が効率よく乾燥します。
あとはややこしいことは一切ありません。生ゴミをセットしたら電源を入れてボタンをポチっとやるだけ。すぐに上から温風が出ます。
- 「標準モード」500gが目安で所要時間6時間
- 「多めモード」700gが目安で所要時間9時間
これによって電気代が変わってくるので後述します。
ひとつ注意点は持つところの「とって」の部分を上げるだけで動作が止まってしまい、また6時間か9時間のやり直しになってしまうので、気をつけましょう。
気になって中を覗こうとして、上部を持ち上げて手に持っている状態では止まりませんでしたが、それを下に置くと止まりました。
今回は標準モードで寝る前にセット。起床後中身をチェックするとこんな感じでまさにパリッパリになりました。ネットごと入れても問題ありませんでしたね。
ネットを取り外して、新聞しか広告でくるんでグシャグシャにしてポイすればOK。気になる人はさらにそれをビニール袋に包んで口を閉じればよいかと思います。
パリパリキューブの電気代
最も気になるであろう電気代ですがメーカーの製品仕様を参照します。
- 標準モード6時間運転=18円
- 多めモード9時間運転=27円
とあります。1時間当たり3円計算ですね。本製品をディスっているサイトを見ますと電気代に関する言及があるかと思います。たかが生ごみに月に1000円もかかったらバカみたいじゃねぇかと。
多めモードを毎日、31日間使用した場合は27×31で=837円。多めに見積もると1000円ですね。
でも、たぶんこの点に関しては「ダメ出しありき」の構成でイチャモンつけたいだけちゃうかなと個人的には思います。
こんなデカいバスケットが毎日満タンになるほど生ごみ出ますかね??
よっぽどの料理好きが家にいるか、家族がめっちゃ多いか、母親の作った料理をみんながまったく食べない家でなければ、そんなことにはならないように思えます。
ウチの場合は今のところ大人3人、幼児2人で1週間に2,3回使用する感じです。それに標準モードしか使いません。生ごみが少ない日は律義に使用することもないんで、多めに見積もっても電気代は月に250円もいきません。
プラスのランニングコストとして脱臭フィルタを半年で交換すると仮定し2個3,000円だと1年で電気代3,000円(250×12)+フィルタ代3,000円=6,000円。
水切りネットは100均の物を使えますので、多めに考えて500円ぐらいですかね。
このコストをどう判断するかは各家庭それぞれでしょう。
機械的に毎日標準モードを使っても540円の話ですが、自分の家庭の状況に応じて使い方をカスタマイズすると節約になると思います。
もちろん、大家族の方も、3食バリバリ料理しまくる家庭もあると思うので、購入する前に1週間ほど生ゴミの量をシミュレーションしてみるといいかもしれません。
パリパリキューブの臭いと音
臭いも音も主観の問題なので一概には言えませんが、ウチの場合で言うと寝る前にセットして寝室に行くのでまったく気になったことはありません。
朝起きて開けたときに「グェェェッツ」となったこともないですね。臭そうなものはまだ入れたことがないので、ちょっとわかりません。
音については仕様を見ると36dbとあります。東京環境測定センターのHPによると
- 20dB 木の葉の触れ合う音、置き時計の秒針の音
- 30dB 郊外の深夜、囁き声
- 40dB 深夜の市内、図書館、静かな住宅地の昼
とあります。木の葉が触れ合うよりは大きく、図書館よりは小さいぐらいの音と言っても想像しにくいと思いますが、僕はうるさいと思ったことはありませんし、耳のいい2匹のネコからも苦情はありません。
生ゴミ減量乾燥機「パリパリキューブライト PCL-31」の動作音
パリパリキューブの購入は自治体から助成金・補助金がもらえる
JEMA-一般法人電機工業会によりますと、全国の自治体のうち約6割が家庭用電気生ごみ処理機に対して助成金措置を講じています。
残念ながら僕の住んでいる自治体は6割に入ってなかった。ぬか喜びですわ。
上記サイトで確認できますので、4割に当たらないことを祈って試しに覗いてみてください。
まとめ
というわけで、僕としてはサイズ以外は概ね満足しています。ゴミ袋も軽くなって環境にも優しい男になったと自慢できます。
想像していたのはキッチンの上に置きっぱなしにしての使用だったんですが、もっと富豪の家庭仕様の広いキッチンでないとムリそうです。
なので、置き場所を確保せねばならんのが唯一の問題でした。
ということで、購入前に参考にすべきポイントを整理しときます。
- 購入前にサイズを確認しよう(意外とデカい)
- 1週間の生ゴミ量をシミュレーションしてみる
- 音と臭いは気にならない
- 電気代は安い
- 6割の自治体がお金くれる