氷河期男の咆哮

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アトピーは治すより一生つきあう方が楽 ~アトピー生活40年史~

アトピーってほんまにイヤです。今まさにこれを書いているときも鎖骨の周りと太ももがものすご痒いです。

それはアルコールを摂取しながらだから。アトピーとアルコールはとても相性が悪い。こんなに酒が好きな体に生まれたのに。

僕は物心がついたときにはもうアトピーでした。母の談によると赤ちゃんのときから引っ掻いて傷ができないようにガーゼで手をくるんでドラえもんにされていたようです。

気づけばもう40年。妻息子よりも、ずっと長い期間の付き合いになります。たかが痒みと思うかもしれませんが痒いって地味につらいんです。

痒い→掻く→気持ちい→もっと掻く→患部が広がる→痛い(見てくれが悪くなる)→痒い→掻く→気持ちいい→もっと掻く→患部もっと広がる・・・・・

こんな無限ループを一生やってるわけですから。

今現在も病院通いを余儀なくされていますが、近年は赤の他人さまからはわからないぐらいには治まっています。僕自身は孫の手持ち歩くぐらい痒いですが。

この奇病との付き合いも40年になりましたので、僕なりに「攻略法」みたいなものは掴んできました。

もし、僕の経験が同じ悩みを持つ方の一助となればと思い、アトピーの変遷を振り返ってみようと思った次第です。

目次

※画像はイメージでもなんでもありません。ウチの飼い猫です。

幼児期~小学生

物心ついたときから痒かったのはとにかく肘と膝の裏です。汗がたまるところ。かつ皮膚が薄い部分。

この部分に出てくるのがアトピーの特徴でしょう。とにかく痒いので血が出ようがカサブタがあろうが掻くのです。痒いから。

あとは太ももの付け根ですね。ちょうどパンツのゴムで締められるあたりです。小さい頃はだいたいこれらの部分に血が出ていました。顔には出なかったのは幸いかもしれません。

これ「アトピーあるある」のひとつだと思いますが、この頃僕は海水浴に行くと症状が劇的によくなりました。

一説には、海水浴のミネラルだとか紫外線の効果だとか、はたまたリラックスという心因性の理由で改善すると言われていますが、医学的な根拠はありません。

今でも鮮明に覚えています。アトピーの患部はめっちゃしみるんですよ。まさしく「傷口に塩を塗り込む」というやつで。

でも、毎年海水浴に行くと、その後日焼けで皮剥けてしばらく治るんですよね。不思議なことに。その治癒力は子どもながらに感嘆していたもんです。

アトピーの原因

なぜ、僕が幼児期からアトピーなのか理由はサッパリわかりません。まず、血族にアトピーはいませんでした。そもそもアトピー自体、いわゆる「現代病」ですよね。

昭和50年代生まれの僕はその「はしり」の世代だと思います。

僕が家族と違った行動をしていた点は、偏食がひどかったことです。かった、というか今現在も魚も貝も食べられません。

子どもの頃は野菜からなにから食べられないものだらけだったので、かなりの確率でアトピー発症に寄与していると想像します。昔の親は今と違って知識得るの難しいですしね。

それにまぁ、なかなか裕福ではない家庭だったので、幼少時は姉弟2人でご飯を食うというシビアな生活をしていましたので「体にいい食べ物を」みたいな概念は皆無でしたから。

このアトピーはいったん10歳ぐらいで跡形もなく消え去ったんです。アトピーってそもそも昔は子どもがなるもんだと言われていたので、そんなものかと思ったもんですが。

小学校と言えば給食です。給食は嫌いなモノが容赦なく出てきますし、昭和の先生は残すことなど許さぬ鬼でした。

規則正しい生活とバランスのいい食事がよかったんだろうなぁと、今になって改めて思います。

この後、少なくとも高校生まではアトピーが完全になりを潜めていましたから。

今思えば何て幸せだったんだろうと思います。人生で10歳~18歳までの期間はアトピーから完全に解放されていたのですから。

その時は知らなかったんですよ。

その後、成人してから人生で最も苦しいアトピー生活を強いられることになるなんて…。

ということで長くなりますので、この続きは次回に分けたいと思います。

まとめ

  • 生まれつきアトピーでした
  • 海水浴行くと治った
  • 偏食は原因のひとつだと思う
  • 親族にアトピーなし
  • 給食で改善された(たぶん)

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