中古本せどりと子育てを無理やり絡めて考えてみた
現在は我が家には未就学児かつ保育園にも通っていない男児が2名います。今まであまり真剣に吟味していなかったのですが、保育園問題やら母ちゃん仕事どーすんねん問題に直面寸前です。
僕はおそらく一般の勤め人よりかなりヒマリーマンなので帰りも早いし、土日もがっつり休んでます。その暇を活かして中古本せどりを始めたわけです。
ここに来て思うのはやっぱ中古本せどりという副業は子育て世代ど真ん中の人間には最適なんじゃあないかということです。
目次
子育て世帯における中古本せどりのメリット
せどりをしながらの子育てにおけるメリットは「収入を増やしつつ融通が利く」ということに尽きます。
僕が1千万プレーヤーだったらいいんですけどね、ひとりで専業主婦と2坊主2猫を食わすのは楽ではありません。精神的重圧がエグい。
そいういうわけでところてん式に暇を活用して収入を増やさねばと思い立ち今に至るわけです。
とはいっても、バイトなんてこんなジジイになってやってられませんし、投資するにしても長期投資は即効性がない。デイトレみたいな短期投資はアホみたいに板に張り付かないかんわでハートもギスギスするからイヤ。
それで最終的に辿り着いたのが中古本せどりです。お金も大事ですが時間はもっと大事です。特に小さい子供と過ごす時間はもっと大事。
「傍にいてあげた方がいい」というより、僕が成長のいろんな瞬間を見逃したくない。こんなものは金銭にはとても代えられません。
子供が寝ている時間や仕事の空き時間にやれる中古本せどりは、まったく子育ての障害にならないんですよね。
それに今後、保育園や幼稚園に通うようになった時、ちょっと母ちゃんが「ちょっとパート出た方が」なんてなった時は、僕の仕事を外注すればパートより時給いいし、僕の生産性が上がって売上も増やせる(はず)。
少々根拠が希薄な気がしますが、我ながら良いチョイスをしたなぁとは思ってます。
経済学者、待機児童ゼロに挑む
そして、これは中古本せどりの副産物的メリットですが「子育て本がタダ同然でアホほど読める」ということです。
先日はこの本を読んで暗澹たる気分になりましたが、待機児童や保活で悩んでおられる方にはぜひ読んで欲しい一冊です。
定価¥1,620 中古¥1,350~
著者は経済学者で国や自治体の待機児童問題にも携わっている方です。なおかつそこへ至るまでの間、ご自身が夫婦で待機児童問題に直面しながら3人の子育てをしたという実体験があるのが同類の書とは一線を画する点です。
学者さんというのは会社勤めの人のように若い時からひとっところに留まって働くというわけではありません。雇用も不安定です。
しかもこちらのご家庭は夫婦共学者さんで、奥さんがアメリカにお勤めになったりもされています。小さい子供を抱えている状態でです。
そんな経験をされた方による分析と提示なのでものすごい説得力があります。そして僕はこの本を読んで思いました。日本の保育園制度の行く末は絶望的だと。
めちゃめちゃ乱暴に言うと保育園経営に市場原理が働いていないことが諸悪の根源なのです。「市場原理」というとそっちこそが悪の象徴みたいですが、この本を読めばきっと意見が変わるのではないかと。
そして行政に意見したくなるはずです。未来を変えられるのは選挙権を持つ父ちゃん母ちゃんなんで、たくさんの人に興味持ってほしいです。
子育て世帯の母親こそ副業的なものから始めて欲しい
我が国は男尊女卑すぎます。先日から医大の男女比が巷を賑わせていますが、それを報道するマスコミはおもくそ男尊女卑です。男尊女卑が言い過ぎなら女性が活躍していない。
女性の場合、子供を産んで育てている人とバリバリ仕事をやっている人の境界線がものすごく激しいですが、男の場合はそんなにクッキリしていません。
これはひとえに女性が割を食ってるからです。僕の家もそうですが、若い時分に子どもを産んで少し子供が成長してからキャリア作ろうと思ったら、とんでもない周回遅れになります。入り口が少なすぎて。
それでやりたくもないアルバイトから始める人もきっと多いと思います。この働く気をこそげ取る社会構造はほんと最悪です。
こんなシステムに染まってしまうより最初の一歩を自力で稼ぐことから始めたら、きっといろいろ変わると思うんです。バイト代稼ぐぐらいのノウハウもいっぱい転がってるし。
子供産んで育ててしんどい思いして、バイトで上前はねられてこき使われるなんてあまりにも酷い話で何時代だよと思います。
保育制度もおかしなもんで、共働きで正社員で金銭的に余裕ある家庭の子は保育園に預けやすくて、アルバイトのお母さんは時間あるから預かってもらえないなんて頭おかしいですよ。そりゃ「日本シネ」てなりますがな。
なにかこう一言でまとめられる話じゃないんですが、女性が子育てすることと働くことが分断されている今の世の中がもっと変わってくれたらいいのになと思います。