氷河期男の咆哮

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2018センバツ 最強大阪桐蔭戦は入場困難!2回戦を観戦した感想

2018年第90回センバツ記念大会が始まりました。史上最強チームの呼び声高い大阪桐蔭を生で観戦してきた感想をお伝えしたいと思います。

結論から言いますと、2回戦以降の大阪桐蔭戦はフラッと「今日はいい天気だから高校野球でも観に行こかー」なんて気分で行ってもおそらく観戦できません

目次

大阪桐蔭 VS 伊万里 混雑状況

僕はまさしく「今日はいい天気だから高校野球でも観に行こかー」なんて気分で行ってきました。日程的にも大阪桐蔭を観れそうなのが一回戦だけだったので。

ちょうど第2試合が始まる頃に到着。多少の混雑は予想してましたが、チケット売り場には長蛇の列が。。。

まだ1回戦ですよ!年度末の月曜日ですよ!春休み中の少年たちはともかく、こんな日にのんきに野球観に来るオッサンは自分ぐらいだろうと思っていたら、いるわいるわ。老若男女の高校野球ファンが。

僕は初めから外野席にちょっと入って帰るつもりだったんだけど、一塁側の大阪桐蔭のアルプスに近いライトスタンドの方はちょっとヤバそうだったので、レフトへ回りました。

入場して、スタンドを見上げるともう人ギッシリ。いつもは最上段で風に吹かれながら気持ちよく観戦するのですが、パッと見たところ座るところがない。

仕方ないのでレフトのポール付近に近づいていくとちらほらと空いている席が見えてきました。ひとりで行きましたので、そのへんは融通が利きます。

余談ですが、ここでひとつアクシデントが。隣に座っていた一人で来られている初老の男性がニコニコと「どちらからですか?」と尋ねてきましたので、「今日は、神戸の方から来ました。大阪桐蔭戦を観るチャンスが今日しかなかったもので」と返すと苦笑い。いきなり不愛想になってしまいました。

伊万里を応援に来てたんですね。すみませんどうも無神経で。その後切ない表情で試合を観戦している男性を観ているのがつらかったですよ。

なんでだろう。見るからに伊万里ファンみたいな人間だったんだろうか。というわけで、見知らぬ人との会話は気をつけようと勉強しました。

座ったのはレフト中断。眺めはこんな感じ。

ブラスバンドもカッコいい、藤原、根尾君の打席と混雑状況


2018 センバツ 大阪桐蔭 打者藤原・根尾 レフト中段より

ご覧のとおり内外野どこも満員。発表では4万5000人入ってましたね。去年もフラッと清宮君がいた早実の2回戦を観に来たときも「今日は2回戦の平日なのにスゴい人やなー」と思ってましたが、それと比べ物になりませんでした。

2回戦以降の大阪桐蔭戦を観戦するには

大阪桐蔭の3回戦は3/31の第一試合です。土曜日なので朝から満員になることは間違いないでしょう。勝ち進んだ場合も準々決勝以降は、平日もクソもありません。

有料ゾーンは朝イチで並ばないとゲットできないでしょう。おひとり様もしくは少人数でああれば外野は探せばどこか空いているハズです。

甲子園の外野は小さい長方形の緑がただ置いてあるだけなので、足置きにしてる人や荷物置きにしている人がどこかにいるはずです。ただし、この場合、相応の厚かましさが必要となります。

「ここ空いてますー?」と聞くのが億劫な人は諦めるしかありません。

準々決勝以降は入場制限がかけられる可能性も大いにあります。こうなると行っても入れないという残念なことになるので、2018年のセンバツ大阪桐蔭戦を観戦したいなら、早朝に並ぶか事前に有料座席のチケットをゲットするしかなさそうですね。

うん。行っておいてよかった。

ランチ、食べものについて

常連の方はご存知でしょうが、「甲子園の台所」ダイエーはなくなってしまいました。なので、甲子園に来る前にどこかで食料をゲットするのが無難でしょう。

混雑してくると食べものを球場内で買いに行くとしばらく帰ってこれなかったりもしますので。

外野席で隣の知らない人に気を使いながら食べるのはとてつもなく疲れるので僕は苦手です。集団で行くと楽しめるのでしょうが。

※2018年4月26日にCorowa コロワ甲子園という商業施設が開業します。

 そこにイオンのスーパーも入っています。

子ども連れについて

小学生入学前の子どもと観戦するのは激しく困難に思われます。少なくとも僕は息子と来ることを想像しただけでゾッとします。(大阪桐蔭戦の場合)

自由に動けないし、抱っこして狭い通路を行き来するのは大変です。トイレに連れて行くだけでも一苦労どころではないでしょう。

そして、まずジッと座って野球観戦できる小学生以下の子供は相当マニアックか、武士のようなしつけをしているかでしょう。

僕も親子で楽しく甲子園は息子の体が頑丈になって、人込みをかき分けられるようになるまで温存しています。

ベビーカを担いで外野の階段を上っていく赤ちゃん連れのファミリーを見て「何て勇ましいんだ!」と感嘆しました。

大阪桐蔭 VS 伊万里 試合

スコアは14-2で大阪桐蔭が快勝。プロ注目のドラフト候補生も実力をいかんなく発揮していました。

  • 根尾昴  5打数2安打3打点
  • 藤原恭大 5打数2安打
  • 木蓮  6回 打者18人 2安打10奪三振

まぁ、しかし大阪桐蔭の選手の体格のいいこと。その中でもいちばんは後ろの小学生が「桐蔭のコロコロのおっちゃん」と呼んでいて西谷監督ですが、みんな太ももパツパツ。 

スイングは鋭いし打球は速いし、ボール回し見てても「あなたたち本当に子どもですか?」となりますね。

超ミニ根尾君

超ミニ藤原君

僕は伊万里高校の山口投手にも心打たれましたよ。20安打くらいましたが、ひたむきに丁寧にコースをついて151球で完投。四死球は0です。

不運なエラーが失点に繋がりましたし、逃げないピッチングで最後まで集中力を切らさずに投げ切ったのは素晴らしい。

遅い変化球で桐蔭の強打者のタイミングを外すピッチングはとてもカッコよかったです。こんなエピソードがあるのも高校野球の醍醐味です。

www.nishinippon.co.jp

21世紀枠の是非

僕は21世紀枠に反対ではありません。正直選考も不透明性ありまくりで、恣意的な選考であることを踏まえてもです。

実力至上主義の本番はまた夏に行われますので、まったく同じではセンバツの存在意義が霞んでいってしまうと思うのです。

大阪桐蔭横浜高校のようなプロ部活のチームの熱戦は確かに観る人を魅了します。人生の全てを野球にかけた彼らの存在なくして高校野球人気はありえないわけですから。

21世紀枠は確かに高校野球の全国大会にとっては異物でしょう。それでも出場した高校の生徒たちが甲子園で何かを得て持って帰ってくれたら、それは大人として喜ぶべきことだと思うのです。高校野球はいちおう部活動の全国大会ですから。

惨敗して可哀想と外野はいいますが、出場できた本人たちは「俺たちなんで出なければよかったな」なんてきっと思わないはずです。

多様性のない集団は必ず衰退します。高校で野球をやる少年たちの最終目標はプロ野球を目指す子ばかりではありません。

甲子園優勝を目指す高校、甲子園に出ることを目標にしているチーム、ハナから甲子園には無縁だけど一生懸命頑張る選手。

彼ら全員がいて初めて成り立つ高校野球です。21世紀枠のために頑張るチームがあってもいいと僕は思います。

夢の数が増えればすそ野が広がって、それが高校野球の盛り上がりに繋がればいいんじゃないでしょうか。

プロ部活ばっかりの大会は味気ないですよ。きっと。

まとめ

2018年センバツ大阪桐蔭戦は早起きしないと観戦はムリ

21世紀枠は何いわれても選手は胸張って頑張ってください

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