氷河期男の咆哮

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【せどり日記】7ヶ月目 年末商戦に思ふこと

いきなりどうでもいいことですが、中古本の売上比率が下がってきたので【せどり日記】に改名しました。

そんなド素人が発毛したぐらいの僕でも年末は商機であることはわかります。もうかれこれ40年以上生きてますし。

そんなわけで、僕もこの波に乗ってやろうじゃあないかと1ヶ月ほど前からWEBセミナーなんかに顔を出したりして色々12月に向けて準備してました。

で、ぼちぼち本番を迎えるわけですがそのあたりのことを記事にしておこうと思います。

目次

12月の転売が儲かる理由

冒頭に申し上げたとおり12月にヒトカネモノが動くのは周知のとおりです。12月の転売が儲かるのも至極当たり前の理由で、需要と供給のバランスが急激に崩れるからです。

誰しも経験したことがあると思いますが、プレゼントって何ヶ月も前から用意しませんよね。よっぽど気に入った異性にでもしないんじゃないでしょうか。

結果、12月に需要が急激に増えて店頭やネットで欲しいものが買えなくなり、そこへ登場するのがAmazonさまですね。

なぜ楽天とヤフーになくてAmazonにはあるのかというのも簡単で、Amazonは他の2サイトと比べて、販売者の参入障壁が極端に低いからです。

人気商品を抑えた無数の個人セラー、つまりせどらーがそこへ商品を大量投下して再販するというシステムができあがってるので、必然的にAmazonは最後の砦となるわけです。(まあちょっと卵が先か鶏が先かというところもありますが)

溺れる者のワラ状態のAmazon価格はどんどんプレミア化して、転売が儲かるという寸法ですね。早く用意したもん勝ちということです。必ず上がる株を仕込むようなもんなので、慣れたせどらーには楽勝なのもうなずけます。

で、僕も12月はやったろう!と、世間に数多ある「年末爆儲け」「利益30万確定!」みたいなのをいろいろ漁ってみていろいろ思ったわけです。

転売は悪なのか

世間的に評判のよくない転売行為ですが、僕はやってる人に対してもやることに対しても良いとも悪いとも思っていません。

僕自身何度も余ったチケットを高額で捌いたことがありますし、たくさん儲けている人がいれば素直に「すげーなー」と思います。

転売人は良いも悪いもなく、ただ需要と供給の中間にシステムの一部として立っているだけの存在です。悪いことだと思ったらそもそも僕はやりません。

いくらプレ値になろうとも現代の商業システムがそうなってるんだから、文句言っても意味ありませんので、僕も必要なら高くても買います。

チケットにしても需要があるから転売が後を絶たないわけで、禁止してもムダですよね。そもそもの流通システムを変えないとただのイタチごっこです。

アーティストのチケットに関してはプレミアム分はアーティスト本人に還元されるべきだと思うので、最近ちらほら耳にする「ダイナミックプライシング」によるチケットの時価販売がそのうち浸透するんじゃないでしょうか。

話逸れました。で、転売に何の感情も持ってなかった僕なんですけど、ノウハウを調べてリサーチしてると、なんだか胸がチクチクするんです。

いざ、「仕入れるぜ!」という段になって思うわけですよ、「これって子を持つ父親のやるべきことなんか・・・」と。

プラレールアンパンマンシンカリオンと、自分の子供たちが好きなものが世間にも人気があるわけで。ネットで物を買う時代にそんなことないかもしれないけど、楽しみに店にやってきた子供が買えなかったりもするのかな?なんてよぎったりして。

大人に高値で売りつけることには何とも思わないんですけどね。むしろ、本来買えなかったはずの人への橋渡しになったと思うぐらいで(笑)

どうする年末商戦

初めて湧いた転売への感情が、僕の心へ影を落としてしまい、どうにもやる気とはウラハラにいつものように淡々と作業できない。

少なくとも父親としては高くても買う側でありたいと思うのです。しょうもないきれいごとなんですけど。

利益確定商品を向こうから運んできてくれたらそりゃ買いますよ。その程度のちっぽけな矜持ですが、副業なんでノリノリで楽しくやりたいじゃないですか。

今までもやりたい事をやりたいようにやってきたから、面倒くさがりの僕が半年以上飽きることなく、せどりを続けてこれたのだと思います。

なんかせっかく勉強したし利益出せそうなのにもったいないという気持ちも、もちろんあります。が、イレギュラーよりレギュラーを大切にします。

ここのところ売上作りに傾倒して情報を詰め込みすぎ、フラフラしていたので軸を通すいい機会になりました。

これからセールも増えてくるんで、他の形で利益追いかけることもできますしね!そんなわけで、この何日間モヤモヤしたことを記事にまとめてみました。

100人のサンタクロース

というわけで最後は書店で見かけたこの本が、なんかええ感じだったのでオススメしときます。定価で買えますよ(笑)

僕も子供に送る予定です。時には高値で売りつけるサンタですが、まぁ折り合いつけて頑張っていきましょう。

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